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果物栽培は難しいと思われがちですが、栽培ポイントが分かれば家庭で育てることができるものがたくさんあります。果物の中でもつるを絡ませながら成長するものはアーチで仕立てたり、パーゴラやフェンスに誘引したりして個性的な庭を演出でき、収穫も楽しめますのでぜひ挑戦してみましょう。

家のまわりに植えてみたいつる性の果物3種

野趣豊かな秋の味覚を楽しめる「アケビ」

日本、朝鮮半島、中国に分布するつる植物で、日本には小葉が3~5枚のアケビ(ゴヨウアケビ)と小葉が3枚のミツバアケビが自生していて、果樹として栽培されているのは大体がミツバアオイです。果実は秋になると縦に割れて半透明の甘い果肉に包まれた多数のタネが現れます。垣根・棚仕立て・アーチ仕立て育てます。

栽培のポイント

日当たり、水はけの良い場所を好み、一本だけでは実がつかないので受粉樹としてゴヨウアケビを植えておく必要があります。春先に短い枝にできた花芽を確認しながら剪定して樹形を整えましょう。

ニュージーランドで改良された果樹「キウイ」

中国南部原産の果樹で、日本に自生するマタタビやサルナシの仲間です。棚仕立てが一般的で日よけを兼ねて軒先に棚をつくって誘引したり、パーゴラやフェンスに誘引したりすることもできます。大型の鉢を使ってコンテナ仕立てで育てることもできます。

栽培のポイント

日当たりと水はけの良い肥よくな土地を好みます。暖地では晩秋に、寒地では凍害を避けるために生育がはじまる前の春に植えます。植え場所を深く耕して、植穴に堆肥を十分にすき込んで植えつけます。キウイは雄雌異株で雌木だけでは結実しないので雄木の代表的な品種の「トリム」を植えておく必要があります。

水やりは鉢植えの表土が乾いてきたらたっぷりと与えましょう。庭植えの場合は、乾燥を嫌うので株の周囲にマルチングを施して、乾燥が続くようであれば水やりします。

肥料は庭植えの時は、堆肥や腐葉土を株のまわりにすき込みます。実がつくようになったら、収穫直後にお礼肥として有機配合肥料を与えます。

剪定は冬の間に実のついた枝や弱い枝を整理して、弱い結果母枝しかつかない古い側枝を切り詰めて元気な発育枝に置き換えます。そして夏に込み過ぎたつるを整理しましょう。

手間いらずで実を楽しむことのできる「ブドウ」

中央アジアから小アジアに自生する野生種がもともとの祖先種とされています。ぶどうは暑さ、寒さに乾燥に強く、北海道から九州まで育てることができます。実をならせるのにほかの果物のような手間がかからないので家庭で育てるのに適しています。

栽培のポイント

日がよく当たり水はけと風通しさえよければ土質はそれほど左右しません。

細根の多い苗木を選び、植穴に堆肥や腐葉土をいれて晩秋または早春に植え付けます。深植えにならないように台木の半分が地上に出るように植え付けます。鉢植えは乾かし気味に管理するのがポイントです。用土が充分乾くのを待って水やりしましょう。庭植えの場合は、マルチングを施しておくとよほどの乾燥にならないかぎり水やりは必要ありません。庭植えの場合、若木のうちは肥料が必要ありません。鉢植えは生育期間中、30~40日に1回、緩効性化成肥料を与えましょう。

ブドウは充実した前年の枝の※葉腋に花芽を含む混合芽ができて、翌春この混合芽から伸びた新枝の基部から3~5節の葉腋に開花・結実します。剪定は冬の間に花芽をもつ混合芽を確認しながら枝を整理します。

※葉腋・・・植物において葉とのついている茎とのまたになった部分

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