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真夏の太陽の下、黄色い大きな花を咲かせるひまわり。
ガーデニング初心者の方でも最も手軽に育てられる花です。
お子様でも簡単に世話ができるので、ご家庭で一緒に育ててみてはいかがでしょうか。
目次
ガーデニングでひまわりを種まきで育てる手順
ガーデニングでひまわりを栽培するなら、種から育てるのがおすすめです。
種をまく時期と準備
種を手に入れたら、発芽しやすくするために種を5、6時間水につけておきましょう。
それ以上つけると種が死んでしまう恐れがあるので、種まきの直前に済ませておきます。
4~6月に、日当たりと風通しのよい場所に種をまきます。
発芽の適温は25℃前後ですので、そのころに行いましょう。
ひまわりは根をはる植物なので、地植えの場合は事前に深さ40cmくらいまで土を耕しておきます。
必要に応じて堆肥や腐葉土、元肥をすき込んでおきましょう。
鉢植えの場合は、市販の花用の培養土か赤玉土小粒7と腐葉土3くらいの割合で配合した土を用意します。
事前に元肥として緩効性肥料をすき込んでおきましょう。
種まき
地植えも鉢植えも、種まきからある程度の大きさに成長するまでは、ポットで育てると間引きの手間が省けます。
土は種まき用の土を使用しましょう。
指で2~3cmの深さの穴をあけ、そこに種を2、3粒、横向きになるように寝かせます。
その上から土をかぶせ、高さ1cmくらいになるまで土を盛りましょう。
そのあとたっぷりの水をあたえます。
10日ほどで発芽し、本葉が4、5枚になるころに状態のいいものを選び植え付けてください。
株同士の間をじゅうぶんにとる
ひまわり同士が密集すると、葉と葉がこすれて葉が傷ついてしまいます。
ひまわりの葉はざらざらとヤスリのようになっています。
こすれることで傷ができ、そこからカビや病原菌がはいりこんでしまい枯れる原因となります。
ですから株間は50~60cmとりましょう。
種まきや植え付け時に注意が必要です。
ガーデニングで育てるひまわりの管理
ひまわりは一年草なので、剪定や冬の間の管理も必要ないので、ガーデニングでも手間のかからない植物です。
水やり
地植えの場合、双葉が開いてからは水やりがほとんど必要ありません。
土の表面が乾いていたらたっぷりの水をやるくらいで大丈夫です。
地中部分が常に湿っていると、根が広がらないので倒れてしまうおそれがあります。
水やりの際は、根元にかけるのでなく葉の部分にかかるように水を注いでください。
肥料
ひまわりは肥料を好む植物です。
元肥に緩効性肥料を与えるほか、必要に応じて追肥を行いましょう。
葉の色が悪くなれば肥料が必要です。
ただしつぼみがついてからは肥料を与えないでください。
支柱
風が強い場所ではひまわりが倒れてしまいます。
必要があれば支柱を使いましょう。
茎より5cm以上はなして立ててください。
食害
ひまわりは致命的になるような害虫はほとんどつきません。
アブラムシがつかないようにだけ気を付けてください。
ただ野鳥の食害があります。
カラスやハトはひまわりの種が好物です。
まいた種も食べられてしまうので、ネットなどを使って予防しましょう。
出てきた芽も気を付けてください。
花から種の収穫
ひまわりの花期は7月中旬~9月中旬です。
つぼみがついたころから頭部が重くなり倒れてしまうので、支柱を使って支えましょう。
種をとる時期は、葉の色が黄ばんできたころです。
それまでは葉が養分を種に送っている状態なので、切らないでください。
葉が養分を種に送り終えたら、茎を1mくらいつけて切りましょう。
切ってすぐは、まだ種が養分を吸収しているので、取らずにそのままの状態で乾燥するまで日陰に干しておきます。

